本当に大事なポイント
企業から相談や依頼をうけ、業務のデジタル化をお手伝いする際、気を付けている点がある。本当にその企業にとって大事なポイントを見抜くこと。
例えば…
例えば、社内に長年手書きやエクセルで作成&更新しているデータが複数あるのだが、共通している項目も多いから、共通のシステムにしてオンラインに繋いでしまえば楽チンじゃん!とかいう場合。
システム系の営業さんであれば、ではこのデータをこうしてこのファイルをこうして…システム化するとこれだけコスト削減になりますよ!てな提案が出てくる。
もちろんそれは間違いない。大幅な作業の効率化を行うのだから、それらにかけていたコストが一気に削減出来る。少々初期費用がかかっても長い目で見れば十分元が取れるはず。
でも、もっとコストダウン出来る可能性だってある
ところで、今システム化しようとしている、その集計表だとか●●月報とか、それって本当に必要?それ自体をなくしてしまえるならシステム化さえ不要だということ。
もちろん担当者からは、これこれこういう理由で必要だとか、こういう場合に使うんだという話が出てくる。でも一つ一つ精査していけば、他のやり方で対応出来たり、業務の流れを見直すことで解決出来たりすることも少なくない。
毎回こんな方法が成立するわけではないけど、まず本当に必要なのか?を突き詰めておくことで、システム化する際にも、同時に業務フローの見直しをすることでミニマムなシステム開発が可能となったりする。
しかし…
自ら見積もり金額を下げる努力をするのが正解かどうかは悩ましいところだけどね。