WEBサイト運営はどうすべきか(その2)
自社のWEBサイトを運営する際、まず誰がやるのかがポイントとなる。大きく分けると社内対応か外注対応か。もちろん各社それぞれの事情や環境の違いがあるので、一概には言えないのだが、原則私はどちらもお勧めはしていない。
当コラムは先に投稿した「WEBサイトの運営はどうすべきか」の続編であり、読まれてない方はそちらから先に目を通していただくとわかりやすいかと。
●WEBサイトの運営はどうすべきか https://gigabase.jp/web_operate/
社内対応
まず全て社内で対応する場合。よくあるパターンとしては、詳しいスタッフがいるので彼に任せたいという場合。それで上手く回ればいいのだが、まず間違いなく問題が起きる。
中小企業の場合、その詳しいスタッフがWEB専任になるわけではなく、通常業務の上にWEBサイト運営業務が上乗せされる。最初はやる気満々だった当該スタッフも、その作業量に嫌気が差し、次第に更新が疎かになっていくというパターン。
また、一個人に任せてしまうことで、その仕事は彼がどのような部署へ移動になろうが付いてくる。交代したりサポートしてもらえるような新しいスタッフが増えない限り、一生一個人に付いて回ってしまうわけで、彼が病気になったり、場合によっては退職してしまって大騒ぎというパターン。
それらとは全く異なるパターンとしては、複数人で運営チームを組織し、チームで対応するよう組織改革もしたのだが、そのチーム内に権限のある者が参加しておらず、結局チーム内では何も決められず、意味のない集まりになってしまっているパターンなどもある。
外注対応
ここでいう外注対応とは、運営管理を外部へ丸投げしている場合を指す。丸投げなので、何をどう更新していくのかも全て外部まかせ。
外注企業がどこまで入り込んでいるかによっても異なるが、本来外から見えにくい情報を外部へ向けて発信するためのWEBサイトであるのに、見えにくい外部にまかせておいて前へ進むわけがない。
またどのような費用設定で契約しているのかにもよるが、包括的な契約となっている場合、外注企業としては極力更新作業を減らしたいわけで、最低限必要な情報しか出てこないことになってしまったり。
どうすべきなのか
その結論として、前回「WEBサイトの運営はどうすべきか」でご紹介した、企画・コンテンツ制作・ページ制作の切り分けとなるわけである。改めて再度記載しておくと、
企画:社内対応(決定権をもつ責任者を含む複数人のチームで対応)
コンテンツ制作:臨機応変(原則社内だが内容によっては外注推奨)
ページ制作:外注推奨(技術的進歩具合も含め専門家に任せるべき)
ということである。
今回はその理由を明記しようと書き始めたのだが、結局書ききれなかったので、次回以降に続くということで。