IT専門家なんて肩書きほど胡散臭いものはない?

私がIT専門家として登録している、中小企業庁&中小機構の「第Ⅱ期中小企業デジタル化応援隊事業」の公式WEBサイトに、リンクのような「制度活用における不正防止厳格化のご案内」という文書が掲載された。

私が昨年度中から怪しげな業者が暗躍してる可能性を何度も指摘してきたが、恐らく他からも指摘や告発があり、やっと重い腰をあげたのだろうと思われる。
が、正直この文書を見てガッカリした。通常こういう文書って、無記名で出すものなのかな。例えば民間だったら、社長なりプロジェクトリーダーなり、要するに責任者が記名のうえで公開すると思うのだが。
無記名、要するに何か問題が発生しても誰も責任を取りませんって明言してるのと同じではないかと感じてしまうのは、私だけなのだろうか。
IT関連を何とかしたいけど、誰に相談すればいいのかすらわからない、予算だってほとんどないし、っていう中小企業にとってはとってもいい仕組みなのに、運営サイドがちょっと頼りないかな。
下手すりゃここに記載されているような悪徳業者に乗せられて、気が付いたら詐欺行為に加担してたなんてなったら目も当てられない。
私が自分で言うのもなんだけど、IT専門家なんて肩書きほど胡散臭いものはないと思うわけで、なのにこんなことやってたら世間的にはますます胡散臭くなっちゃうんじゃないかと心配してしまうわけで。

※いつも通り、デジタルとは逆位置であるアナログなオーディオ機器たちです。